通貨の電子化は歴史の必然か。未来がわかる【アフタービットコイン】書評

ビットコインの価格は上がり続け、100万円も見えてきたと市場は熱狂しています。(※2018年5月のビットコイン価格は100万円を突破しています)

価格の上昇に伴い、「ビットコインを購入すれば確実に儲かる」という安易な考え方をしている人は、ビットコインを買う前に事実を直視しなければいけません。

ビットコインの保有シェアは上位1%未満の人(アドレス)が、なんと全体の9割のビットコインを保有しているのです。さらに言えば、1BTC以上を保有している上位3%の保有者が、全体のビットコインのほとんど(97%)を保有しています。

出所:(アフタービットコイン)

ビットコインの価格上昇で一番利益を享受しているのは上位1%の人々です。今からビットコインを購入する人はこの事実を知った上で取引しなければなりません。

  • ビットコインは法定通貨になりうるのか
  • 今後、国際送金コストが安くなる
  • ブロックチェーン技術で銀行は必要なくなる

アフタービットコインはメディアで露出されているビットコインの光の部分だけではなく、事実である闇の部分をデータや著者の知見を持って解説しています。

ビットコインの価格面に限らず、ビットコインの仕組み、ブロックチェーン技術、中央銀行のデジタル通貨取り組み、証券決済・国際送金、リップル(XRP)についてなど、今後どのようにして仮想通貨ブロックチェーンが世の中に浸透していくのか未来を本書で覗くことができます。

 

特に読み応えがあったのは、各国がデジタル通貨の発行を目指して動き出している部分です。

CADコインを作ったカナダ中央銀行、シンガポール通貨監督庁が主導するデジタル通貨の実証実験「ウビン・プロジェクト」、世界初のデジタル通貨発行国を目指すスウェーデン「eクローナの発行計画」など世界各国がデジタル通貨の検証・実証実験を行っています。

ビットコインのコンセプトである、どの国からも管理されない非中央集権を目指している世界とは対立しています。今後は、国家対ビットコインという構造で、生き残りをかけてどのようにして世の中が動いていくのか非常に興味深いです。

今後、我々一般市民が利用している通貨は、今現在と変わらず法定通貨なのか、あるいは国や中央銀行が発行したデジタル通貨、それともビットコインが世界共通の通貨となるのでしょうか。

アフタービットコインというタイトルの通り、これからの未来を考えていく一冊です。

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ユタカ
仮想通貨や株式に投資する複業ブロガー。本業以外に収益の柱を作るべく奮闘中。本ブログではお金にまつわる情報を発信していきます。