サラリーマン副業ブロガーのユタカです。
突然ですが、投資で失敗した経験はありますでしょうか。
恥ずかしながら、私はソーシャルレンディングで投資した15万円を失った経験があります。
- ソーシャルレンディング投資の注意点
- 投資をおこなう上で大切なこと
まさか自分が詐欺に引っかかるとは思ってもいませんでしたが、結末は完全敗北で幕を閉じました。
私は、ソーシャルレンディングを一括りで悪と決めつけている訳ではありません。
中にはこういったケースもあるということを理解したうえで、ソーシャルレンディングを始めてください。
ソーシャルレンディングはリスクあり、サラリーマンが投資で失敗
サラリーマンの給料以外に収入源を作ろうと決意しソーシャルレンディング投資を始めました。
ソーシャルレンディングは銀行と比較すると高利回りだったので、ソーシャルレンディングのブームに乗っかろうと、みんなのクレジットというソーシャルレンディングの1社に15万円分を投資しました。


ソーシャルレンディングは上図のような構造ですが、資金調達したい借り手と投資家を結ぶ仲介役としてみんなのクレジットは事業を開始。
私が始めた頃は、案件が募集されると投資家が殺到しすぐに募集が終了するほど加熱していました。
みんなのクレジットの登録者数は右肩上がりに成長し、みんなのクレジットが公開した投資案件は「お金を貸したい!」という人が溢れて次々に成約しました。
なぜ、それほど人気だったのか。
私が投資したみんなのクレジットは、大規模なキャッシュバックキャンペーンを行ったのです。
私が応募したキャンペーンでは、15万円投資するだけで、1万円のキャッシュバックを手にすることができました。
低金利時代の銀行にお金を預けるくらいならソーシャルレンディングの方がマシだと、軽い気持ちで投資を決心したのが2017年のことです。
しかし、みんなのクレジットに投資後、様々な問題が露呈しました。
2017年3月、みんなのクレジットは関東財務局から業務停止命令処分を喰らいます。
関東財務局の調査の結果、投資家から得た資金の大半は自社のグループ企業に流れていたということがわかりました。
さらに、辞任した元取締役・白石氏の借入金に一部充当されていたなど杜撰な企業ということが発覚。
償還予定だったローンファンドの元本は償還日を過ぎても償還されず、音沙汰なし。
結末はというと、返金はありませんでした。
個人投資家から集めた31億円が未償還状態のまま、会社を踏み倒しました。
みんなのクレジットは問い合わせ先の電話番号も消し去り、連絡も取れないのでどうすることもできず。
投資した15万円は消え去ってしまい、個人的に大失敗の案件となりました。
このような問題はみんなのクレジットに限りません。
ラッキーバンクというソーシャルレンディングの会社も、元本7割損害が発生したりなど問題が多々あります。
失敗1. 高利回りに魅力を感じてしまった

私の失敗は利回りの高さに何も考えずに飛びついたことでした。
銀行に預けるより金利が高いということを魅力に感じたのですが、金利が高いということはそれだけのリスクがあるということですね。
みんなのクレジットは、
- 平均利回り(10%超え)で業界最高水準
- 人工知能による与信審査システムを開発
- 最後発ながら成長率No.1
このような嘘をでっち上げて投資を促していました。
今振り返ると、「何が人工知能なんだ…」と思うのですが、
高い利回りを魅力的に感じた私は、みんなのクレジットが公開する情報を完全に鵜呑みにしてしまったのです。
高金利には必ず裏(リスク)があります。リターンが大きい分、リスクも大きいということを理解しなければいけません。
リスクも十分考えているつもりだったのですが、冷静さを欠いてしまったのはやはり目先の高額なキャッシュバックお金に目が眩んでしまったことです。
高利回りには必ずリスクがあるので、冷静な判断が必要
利回りは低くても、ローリスク商品の安定的なインデックスファンド・ロボアドバイザーのWealthNaviなどがおすすめです。
失敗2. 一流の経済雑誌を信じたこと

高利回りに魅力を感じたのも事実ですが、利回りだけなら胡散臭いと考えられたかもしれません。
投資の決め手となったのは経済雑誌に掲載されていた情報を信じたからでした。
ソーシャルレンディングに懐疑的だったにもかかわらず、有名な経済雑誌のForbes JAPANで「みんなのクレジット」が取り上げられていたので、安心感がありました。
AIを駆使したソーシャルレンディングで、イノベーティブなサービスを目指す | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
現在、記事は削除されていますが、みんなのクレジット代表のインタビュー記事を見て「これは、安心できる」と思ったんですね。
Forbesが特集している企業なのだから、きっと優良企業に間違いないと。
さて、信じ切った結果はというと最悪の結果が待ち構えていました。
立派な経済雑誌さえも企業の実態は分からないので、簡単にメディアを信用して投資をしてはいけません。
まとめ:他人を信用せず、自分で投資判断をくだす

投資は自己責任です。
Twitter、キュレーションメディア、雑誌の情報を「〇〇が言っているから」、「雑誌に掲載されているから」というように、他力本願で情報を信じ切ると私のように痛い目にあいます。
よくありがちなパターンは、Twitterで「このような材料が出ているから買い時」などのツイートに影響されて株式などを購入すると、損するケース。
ツイートしている人はすでに株を仕込んでいるかもしれませんし、その材料が真実であるかどうかはわかりません。
情報を取捨選択し自分自身で最終的に判断すれば、悔いはないと思うので自分の頭で決めてください。
人間は自分にとって都合の良い方向で物事を考えてしまいがちなので、投資前に冷静になって、深呼吸をおこない落ち着いて考えましょう。
一流の経済雑誌ですら、詐欺まがいの会社を”AI、フィンテック”といった流行りのワードを用いて健全な企業と紹介します。疑いの目を持つことが必要です。
「まだ返金の望みはあるので、微かな望みに期待」と思っていたのですが、微かな希望は失われたので、今回の15万円はお勉強代として消えてました。
みなさまも汗水流して働いた貴重なお金を失わないよう、くれぐれもご注意くださいね。

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